重量物鳶ってどんなことするの?
鳶職人と一言で言っても様々な現場で作業しています。
家を建てる職人も鳶職人ですし、アパートやマンション、商業施設等の鉄骨建材を組み立ていく職人も鳶職人です。
そんな中で、重量物鳶として活躍する方は主に工場やプラント施設など大規模な建設に関わる業務を指します。
人が簡単に持ち上げられないような資材、設備を導入することも多いため、現場ではフォークリフトやクレーン車が活躍しています。
例えばプラント施設で貯水タンクを設置する場合、まずはクレーン車で持ち上げて、該当部分に設置します。
設置しただけでは使用できないので、そこから配管を繋いだり、排水口を溶接したりなどの施工を行って使用できる状態にしていきます。
クレーン車で設備を移送して、最終的な据付作業を重量物鳶が行う形です。
何百キロ、何トンにも及ぶような非常に重い設備を設置する作業のため、細心の注意を払い、玉掛け作業が可能なスタッフと共に作業していきます。
就業時に必要な資格はありませんが、ベテランスタッフになると重機を運転できたり、溶接できたりなど幅広い業務を行うことができるスタッフばかりです。
将来的には、そういった手に職を持つスキルを身に付けていただければと思います。